血糖値とは
血糖値とは、私達の身体を流れる血液の中に含まれるブドウ糖の濃さを示した値です。
私達が普段食べているご飯などに含まれている炭水化物等が体内で消化される際にブドウ糖となって血液に取り込まれます。
ブドウ糖は、人間が生きていく上で必要な栄養素であり、身体のエネルギーとして使われながら、不要な分は体内に蓄えられていきます。そして、消耗しきれなくなったブドウ糖の量が基準値よりも高いと高血糖。少ないと低血糖と言われ、糖尿病の目安となります。
血糖値の基準値・正常値
空腹時血糖 110mg/dl未満 が正常値です。
高血糖 | 空腹時血糖110mg/dl以上 |
低血糖 | 空腹時血糖70mg/dl以下 |
血糖値が高くなる原因
血糖値が上がる原因は食べ過ぎ、肥満、運動不足やストレスなど色々とあります。しかし、そのほとんどは生活習慣の改善である程度予防できますので、生活習慣を見直すことで血糖値の上昇を防ぐことが出来ます。
血糖値が高いからといってすぐに糖尿病になるとは言えませんが、糖尿病ではないとも言い切れません。
糖尿病が気になる方へのチェックリスト11
- 最近太ってきた ✔
- 最近急に痩せてきた ✔
- 疲れやすくなった ✔
- 体がだるい ✔
- 喉が渇きやすい ✔
- 甘い食べ物が好き ✔
- 脂っこい食べ物が好き ✔
- 味の濃い食べ物が好き ✔
- 家族の中に糖尿病患者がいる ✔
- 運動の習慣や身体を動かす機会が少ない ✔
- 健康診断で血糖値がいつも高め ✔
該当するものが一つでもあれば糖尿病のリスクがありますので注意が必要です。
血糖値を上げない食事の3つのポイント
血糖値は食事後上がり、通常、時間が経過すれば下がります。その変動の幅が大きければ大きい程、糖尿病のリスクが高くなると言われています。
では、血糖値の変動に大きな差が出ないようにはするには日頃の食事をどう考えていったら良いのか、血糖値を上げない食事のコツをお伝えします。
ポイント① 1日3食しっかり食べる
食事を抜くと次の食事までへの空腹時間が長くなることで血糖値が下がりすぎ、食事を再開した時に急激に血糖値が上がることから、血糖値の変動の幅が大きくなってしまい糖尿病リスクが上がります。
ポイント② 食べる順番を適切にする
野菜や海草、キノコ類は血糖値の急激な上昇を抑える効果があります。また、人間は咀嚼(噛むこと)回数が多いことで満腹感が得られやすいため、はじめに野菜など何度も噛む必要がある食べ物を食べることで、食べ過ぎも防いでくれます。
野菜などから先に食べる習慣をつけることが、血糖値を上昇させないコツの一つです。
ポイント③ 寝る前の間食をやめる
お菓子などは少しの量でもカロリーが高い傾向があります。
特に、寝る前にお菓子などを食べると血糖値はもちろん中性脂肪上がりますのでどうしても間食したい場合は、日中帯に少量を心掛けましょう。
世界糖尿病デー
毎年11月14日は『世界糖尿病デー』です。糖尿病予防を考え、糖尿病の治療を継続する事の重要性について浸透を図る日として世界各国で色々な啓蒙活動が行われる日です。