突発性難聴はストレスが原因かも

突発性難聴はストレスが原因かも

突発性難聴はストレスが原因かも

突発性難聴という言葉を聞いたことはありますでしょうか。ある日突然耳の聞こえが悪くなる突発性難聴が今増えているといいます。

突発性難聴とは

突発性難聴とはある日突然聞こえが悪くなる原因不明の難聴です。難聴の程度は人それぞれで、これまでより聞こえが少し悪くなる程度からある日突然片耳が全く聞こえないといった状態までさまざまありますが、同時に両耳が聞こえなくなることは殆どありません。年齢的に多いのは50歳~70歳代位で、発症率に性別差はありません。

人の耳の聞こえの悪さに関する症状は突発性難聴だけではありません。中耳炎である場合や意外にも調べてみると耳垢が詰まっていたことが原因ということも多いといいます。耳の検査をして原因が不明である場合の突然の難聴が突発性難聴に分類されます。

突発性難聴の原因

原因不明

突発性難聴は原因は定義上不明ですが以下のような原因が考えられています。

  • ウイルス感染による炎症
  • ウイルス感染による循環障害

インフルエンザや麻疹、ヘルペスウイルスなどが内耳といわれる耳の奥の器官に感染することで発症し、血栓や出血、血管の収縮などに伴い内耳の血液循環が悪化し機能低下により難聴を発症するとされるものです。

  • ストレス応答説

ストレスは、これらのウイルスを活性化したりすることで更に難聴の発症リスクが上がるとされています。また、ストレス自体が突発性難聴の主原因だとする研究もあり、ストレスによる突発性難聴は現在病の一つと言えることにもなるかもしれません。

突発性難聴の治療

突発性難聴は原因不明ではありますが、ウイルスによる炎症や循環障害が多いと考えられているため、それぞれに対応した炎症止めや血管拡張のお薬などで対応することになります。残念ながら現代の医療では原因不明の突発性難聴のすべての人を改善させるという医療レベルには至っていません。しかし、早い段階で治療を開始することで多くの人に聞こえの回復が見込めますので、片耳が聞こえているので様子を見ようなどと思わず、出来るだけ早く専門医に相談することをおすすめします。

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