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ウインターブルーの原因やなりやすい人、症状と特徴、予防について
ウインターブルー(ウィンターブルー)とは
ウインターブルーとは日照時間の短い10月~11月頃にかけて気分の落ち込みや朝起きられなくなるなどのうつ症状が現れ、日照時間が長くなる3月頃になると症状が改善される季節性感情障害(SAD)のことをいい「季節性うつ」「冬季うつ」などとも言われています。
ウインターブルーの症状と7つの特徴
- 気分が落ち込むことが多くなる(うつ症状)
- ぐったりとして疲れやすくなる
- 以前ならこなせた仕事がうまく処理できなくなる
- 今まで楽しんできたことが楽しめなくなる
- 思考力、集中力が明らかに低下する
- 睡眠時間がいつもより長くなったり(過眠)、朝起きられなくなり、いつも眠い
- 食欲の低下、または逆に甘い食べ物や炭水化物を中心に食べ過ぎてしまう
ウインターブルーになる原因
ウインターブルーになる原因は主に以下の二つが考えられています。
- 日照時間が短くなることで、脳内の神経伝達物質である「セロトニン(幸せホルモン)」が減る
- 暗い時間が長くなることで、体内時計に乱れが生じる
ウインターブルーになりやすい人の特徴、傾向
ウインターブルーになりやすい傾向の人は以下の特徴があります。
- 男性よりも女性の方がなりやすい
- 20歳代がなりやすい
- 緯度が高い地域に住む人の方がなりやすい
- 季節の変化に敏感な人がなりやすい
ウインターブルーを予防する5つの方法(対策)
1.栄養バランスの優れた食生活
特に肉・魚・大豆・ナッツ類などのタンパク質に含まれている「トリプトファン」は幸せホルモンであるセロトニンの生成に必要な必須アミノ酸です。また、セロトニンの生成に必要なビタミンB6を多く含む大豆やナッツ類はウインターブルー予防で特に優秀な食材です。 |
2.散歩などの軽い運動をする
無理のない程度の運動をすることで、気持ちをコントロールする神経伝達物質の1つ「ドーパミン」(幸せホルモン)が分泌され、症状の改善に効果が期待出来ます。 |
3.自分の感情を人に聞いてもらう
一人で悩んでいると、憂鬱な気持ちがより増大してしまいます。誰かに聞いてもらうことで気持ちが楽になります。 |
4.部屋の照明を明るくする
太陽の光を浴びることが少ない場合、照明を明るくすることでも効果があります。 |
5.予定表を作ってやることを整理する
やるべきことが山積みだと気分も萎えがちになりますが、やるべきことがきちんと順序よく整理されると漠然とした不安がなくなり、気持ちの落ち込みや憂鬱感を軽減出来ます。 |
ウインターブルーの症状は毎年繰り返されるという特徴があります。ウインターブルーになりやすい傾向があると感じている方は上記5つの方法を意識するのが良いでしょう。