手術

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ヘルニアとは

ヘルニアという言葉を聞いたことのある方も多いかと思います。本来あるべきところにある内臓や組織が皮膚の外に飛び出してくる症状をいいます。子供の脱腸はよく耳にしたことがあると思いますが、脱腸は正式には鼠径ヘルニアといいます。

鼠径ヘルニア

腹壁瘢痕ヘルニアとは

ヘルニアにはいろいろな種類があります。腹壁瘢痕ヘルニアはお腹を開けるいわゆる開腹手術後の後遺症であり、傷の部位から筋膜という皮膚と皮下脂肪の内側にある組織が術後にうまく接着しない場合に本来筋膜で押さえられていた組織下の内臓が、くしゃみなどお腹に力が加わった時に外に押し出され上がってくる症状として一定の割合で発症します。
術後間もなくであったり、数年たってから症状が出てくることもあり、痛みや違和感、不快感が生じる場合があります。
また症状は自然に治ることはなく繰り返されます。

腹壁瘢痕ヘルニアの治療、手術

一般に命に係わる危険性は少ないものの、腹壁瘢痕ヘルニアは自然治癒することはなく、腸等の内臓が飛び出て戻らないかんとんという状態になってしまうと強い痛みや腹膜炎の危険性もあります。
腹壁瘢痕ヘルニアを治すための唯一の方法が手術となります。自分の組織と組織を縫い合わせる手術か筋膜の代わりになる人工のメッシュを入れて穴をふさぎ内臓が飛び出さないようにする手術、あるいはこの併用による手術が行われていますが、メッシュと腸などの内臓との癒着が問題となり、現在はTAR法という新しい手術の仕方も行われています。

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