炭酸飲料で歯が溶ける！？
特に夏場の熱中症対策に水分補給は大切ですが、コーラなどの炭酸飲料や果汁入り飲料ばかりに頼っていませんか？
たしかにすっきりさわやかな飲み物ではありますが、飲み方には注意が必要です。
歯は酸に弱い
歯の表面はエナメル質で出来ているのはご存知の方も多いかと思います。
このエナメル質は酸に弱く、口内環境がpH5.4以下の酸性になると溶け始めると言われています。炭酸飲料や果汁入り飲料だけではなくスポーツドリンクなどもpH7より値が小さく、だらだらと飲んでいると歯のエナメル質はダメージを受けることになります。
だらだら飲みに注意
通常、お口の中は唾液が酸を中和してくれていることと唾液自体が歯から溶け出したカルシウム分を再度歯に戻してくれる働きがあるため、一度や二度炭酸飲料などを飲んだくらいでは歯が溶けて出してしまうことは通常ありません。しかし、ちびちびだらだらと飲んでいるとお口の中が酸性に留まり、酸が唾液に勝って歯が溶け始めますので注意が必要です。
飲んだ後はうがいをしてお口をゆすいだり、歯磨きをして口腔環境を中性にリセットしてあげると良いでしょう。
