貧血の対処法

貧血の対処法

急な動作時の立ちくらみや安静時にもめまい。重症化すると朝ベッドから出られないといったほどの体調不良を訴える方も。一般に女性に多い貧血。女性の5人に1人は貧血もしくは貧血予備軍ともいわれとても身近な病気。
今回のお話は女性の敵、貧血についてです。

貧血の対処法

貧血とは

血液中の赤血球中のヘモグロビン濃度が低下した状態をいいます。赤血球中のヘモグロビンは酸素を全身の隅々まで運びますが、ヘモグロビンの濃度が下がると酸素が身体に行き渡らなくなり身体が酸欠状態を起こします。この時、安静にしていると特に大きな症状は現れませんが、活動している場合においては貧血の自覚症状を感じます。

貧血

貧血の症状

貧血の症状は動悸、息切れ、頭痛、めまい、疲労感が主な症状ではありますが、身体の中で貧血状態が徐々に起こった場合は身体が慣れてしまっているため、自覚症状が分かりにくいこともあります。ですから、自覚症状があるかないかでは貧血の判断は出来ませんので血液検査が必要となります。

鉄欠乏性貧血

貧血にもいくつかの種類があります。多くの場合は鉄欠乏性貧血ですが、貧血の種類に応じて治療は異なります。血液検査により貧血が分かれば治療を開始することになりますが、鉄欠乏性貧血である場合は鉄分不足から起こりますので、鉄分を重点的に補っていくこととなります。

鉄分を多く含む食べ物

貧血の対処として、鉄分補給は多くの方が実践していると思います。有名なところだと、レバーやホウレン草、ひじき、しじみなどでしょうか。意外なところでは、お肉や魚などの動物性の食べ物は吸収が良くおすすめです。

鉄分を多く含む食材

牛赤身肉、牛ホルモン、レバー、マグロ、カツオ、しじみ、あさり、かき、納豆、大豆、ホウレン草
、春菊、小松菜
など

鉄分の吸収を助けるビタミンCは野菜や果物などに多く含まれます。これらをバランス良く食事に摂り入れるのが良いでしょう。

鉄欠乏性貧血と診断されたら

鉄欠乏性貧血と診断された状態は身体の中の鉄分がかなり不足した状態といえます。この時、食事だけで補っていくことは通常困難であり、やはりお薬の服用が重要です。そして、薬物治療をすすめていきながら、胃カメラなどの検査を通じ貧血症状の背景に大きな病気が隠れていないか、また慢性的な出血がないかの確認をすすめることになります。

注目 貧血予防は日頃から食生活の改善に取り組むのが大切!

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