感染症の基礎理解と対策
感染とは
感染とは病気の原因となるウイルス、細菌、真菌などが、宿主となる人や動物などの生き物の中に入り、臓器や組織内で増殖することをいいます。
感染症の症状は主に発熱や下痢、嘔吐、腹痛などです。
感染経路
- 空気感染
(はしか、結核、水ぼうそう、ノロウイルス など) - 飛沫感染
(新型コロナウイルス、インフルエンザ、風邪 など) - 接触感染
(ノロウイルス、ロタウイルス、腸管出血性大腸菌O-157、感染性胃腸炎 など)
感染リスク
- 基礎疾患のある方は感染しやすく重度化しやすい
- 認知症の高齢者は予防が疎かになることで感染しやすい
- 免疫力が低下している方は感染しやすく重度化しやすい
感染対策の3つのポイント
病原体(感染源)の排除
マスクを着用する。
感染経路の遮断
外出から帰宅した際はうがい手洗い、手指消毒を行う。
宿主の抵抗力向上
感染症に対する抵抗力を高めるため、十分な栄養と休息、睡眠をとる。予防接種を受ける。
消毒液の適応可能範囲
- 次亜塩素酸ナトリウム
濃度0.02% 消毒対象『調理器具、テーブル など』
濃度0.01% 消毒対象『感染の疑われる方の嘔吐物などの付着した床 など』
濃度 1% 消毒対象『ウイルス汚染血液が付着した床 など』 - 塩化ベンザルコニウム
濃度50倍希釈 消毒対象『テーブル、椅子、ドアノブ など』 - 消毒エタノール
濃度 原液 消毒対象『手指、皮膚、テーブル など』
消毒用アルコール液の取り扱い注意事項
新型コロナウイルスの流行により消毒用アルコールを使う習慣がついている方も多いのではないでしょうか。常に近くに消毒用アルコールを置いていたり携帯していたりする方も多いともいます。そんな中少し注意が必要なのが、車の中。消毒用アルコールはその性質上蒸発しやすく蒸発すると加熱性蒸気が発生します。そこに火種があると引火する可能性がありますので、直射日光のあたる場所や暑くなる場所では十分注意するようにしてください。