ストレス発散!解消方法

ストレスの症状と予防、発散方法などについて

ストレスとは

ストレスとは何か、ストレスとは外からの刺激を受けた時に生じる緊張状態のことです。
初期のストレスは自覚しにくいといわれており、ストレスが溜まってしまうと、頭痛や吐き気、下痢などの身体の不調やメンタルヘルスに支障をきたす場合もあります。

ストレスがたまるとこんな症状が

ストレスがたまると体調不良やメンタルヘルス不調の症状が出ることがあります。

体調不良疲労感、倦怠感、肩こり、頭痛、めまい、疲れ目、多汗、不眠、動悸、息切れ、胸痛、頻脈、下痢、便秘、胃もたれ、関節痛など
メンタル不調 無気力、食欲不振、音への過敏、不安感

ストレスの症状

ストレスが引き金となって、心身症や精神障害などの病気に発展することもあります。

初期のストレスは自覚しにくい

心と体の健康は、緊張状態の時間とリラックスしている時間とのバランスを上手に保つことで健康でいられます。
ストレスが多くなってくると心が緊張している時間が長くなり、このバランスが崩れてしまいます。
このバランスの調整は自律神経が担っており、バランスの乱れは自分では気が付きにくいものです。

ストレスを感じやすい季節

春はストレスを受けやすい

イライラ

春は、仕事上の異動や昇進など働く場の環境変化、子供の進学や就職、地域の役員改選など、人の入れ替わりや新しい事が始まるストレスを受けやすいライフイベントの多い季節です。
このような周囲の環境の変化や人間関係の新しい構築など、変化が起きる前から心配や不安、緊張などでストレスを感じることが多く、長期間のストレスにさらされる状態になりがちです。
また、季節の変わり目は寒暖の差が大きかったり、気候の変化も心身のストレスに繋がります。
このような一年サイクルのライフイベントを整理し、緊張状態が長くならないようにリラックスできる時間をもてるよう調整しましょう。

ストレスをため込むには限界がある

ストレスがあるのは当たり前だけど・・・
そもそも人間がノンストレスで過ごすことは不可能です。外からの刺激には天気や騒音などによる環境的な要因、病気や寝不足などによる身体的な要因、不安や心配ごとなどによる心理的な要因、そして仕事や学校、人間関係おける社会的な要因など、人間はさまざまなストレスに打ち勝ちながら日々生きています。
ストレスは積み重なる足し算と言われていますが、人間がストレスを受ける受け皿には限界があります。
受け皿の大きさはひとぞれぞれ異なりますが、ストレスが満杯になる前に消化させることが出来ますので、発散方法を意識してストレス解消に心掛けましょう。

ストレスがたまりやすいタイプは

ストレスは一定程度以上に溜まると身体や心に不調が生じる場合があります。ストレスを柔軟に受け止めてたくさんのストレスと上手に付き合っていける人もいれば、少しのストレスしか受容できない人もいます。
ストレスが溜まりやすいタイプは『遠慮しがち』『ネガティブ』『几帳面』『完璧主義』といわれています。
このようなタイプの方はストレスを受容できる受け皿が小さいタイプと言えますので、日頃からストレスを溜めない、発散する方法を確立しておくことが大事です。

ストレス予防に3つのヒント

①環境の変化が重ならないようにする

ストレスは身の回りの環境にかなり影響を受けて蓄積されていきます。ストレスが解消される前に身の回りの変化が重複しないように予定をたてましょう。

②ストレスを受け止めてみよう

自身の考え方や見方によって、自らストレスを作っている場合があります。いつもの視点と少しちがった見方をしてみるのも良いかもしれません。

③ストレスが溜まってきたら休養しよう。

ストレスが溜まってきたなと感じたら、早めの休養を心掛け心のリフレッシュを意識してみましょう。

ストレス解消・発散の8つの方法

1.適度に体を動かす

家の中で出来るストレッチや散歩程度でもストレス発散に充分効果を見込めます。

2.カタルシス、おしゃべりする

人と話すことで自分の考えが整理できたり、不安などが和らぐなど気持ちを落ち着かせストレス発散の効果があります。

3.好きな物を食べる、甘いものを食べる

ストレスがたまってくると脳はエネルギーが必要と指令を出しますので甘い物が食べたくなることがあります。そんな時は我慢もストレスになりますので、適量食べましょう。

4.充分な睡眠、頭と体を休ませる

睡眠不足が続くとイライラや体調不良などの影響が出てくることがありストレスとなりますので充分な睡眠はストレス解消に効果があります。

5.笑う、上手に泣く

映画や読書で笑ったり泣いたり、質の良い笑いや泣くことは感動したりそれを誰かと共有したりすることで感情がリセットされることでストレス解消に効果があります。

6.趣味

一生懸命好きなことに取り組むことは雑念から解放されストレスが発散できます。

7.買い物する

買い物にもストレス解消の効果が見込めます。しかし、あまりに金銭的に負担が生じるような額を一度に使ってしまうと、後から嫌悪感に襲われたり逆にストレスを作ってしまう原因にもなりますので注意が必要です。

8.メンタルヘルスの専門家に相談する

現代社会はストレス社会と言われ、ストレスの要因にさらされやすい時代です。メンタルヘルスに取り組む企業もどんどん増えていますので、メンタルヘルスに関する相談室などを有効に活用しましょう。

ストレス発散とホルモン物質

ストレスの発散はホルモンの分泌と深い関係にあります。
ホルモンとは脳が身体に出す命令物質のこと。ドーパミンという物質を聞いたことがある方も多いでしょう。
ドーパミンは幸福感をまたエンドルフィンは快楽・多幸感といったように脳は色々な命令物質をその時々によって指令します。
上記のようなストレス解消・発散方法によりこれらのホルモンが出やすくなり、ストレス解消に効果をもたらします。

4つの間違ったストレス発散方法

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1)深酒

アルコールの過剰摂取は睡眠を妨害しますので、ストレス解消どころかストレスが溜まり逆効果と言えます。

2)喫煙

喫煙には依存性がありますので、喫煙場所の確保や吸えないイライラ、運動能力の低下やタバコのストックを考えたり出費が増えるなどによるストレスもあります。

3)やけ食い

体に負担をかけ逆効果と言えます。

4)自分に合わない解消方法を行っている

自分が楽しいと思えない事を続けるのはストレスを溜めているのと同じで逆効果と言えます。

ストレスに勝つ食べ物

正しくストレス発散ホルモンを発動するために必要な栄養素、タンパク質がストレスに勝つ為の重要ファクターです。
タンパク質は、お肉や魚介類、卵や乳製品、大豆などに多く含まれています。

ストレスで血圧が上がる?

ストレスは交感神経を優位にして血圧を上昇させます。

血圧測定

血圧の管理は現代人の必須事項です。
現代社会を生き抜いていく上でノンストレスはありえません。誰しもストレスと闘いながら生きています。
しかし、人間のストレスの受け皿には限界がありますので、時には趣味に没頭したり、リラックスできる時間をもうけたり、ストレスを解消しリフレッシュできる時間をもつことが血圧上昇の予防にも繋がります。

ストレスチェック制度とは

最近はメンタルヘルスの重要性が社会に浸透し、メンタルヘルス不調の改善に力を入れる企業が増えてきました。
そして、労働安全衛生法の改正により労働者50人以上いる全ての企業で2015年から毎年一回労働者にストレスチェックの検査を実施することが必須として義務づけられました。

ストレスチェックとは

ここでいうストレスチェックとは、ストレスに関する質問票に労働者が回答し、その分析を受けることで今の自分のストレスがどのような状態にあるのかを調べることができるツールです。ストレスチェックがセルフケアのきっかけになり、アドバイスも受けられる簡単な『心』の定期検診です。Webや紙面によるチェックが行われストレス度合いの評価を受け、結果として本人に通知されます。せっかくの機会ですから、結果は今後に活かすようにしたいですね。

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